主婦の方向けの雑誌に掲載される想定の、サンプル原稿です
今回お話をお伺いするのは、こっこさん。専業主婦として2人のお子さんの子育てに奮闘されながら、なんと【10ヶ月でマイナス15kgのダイエットに成功】されています。
今回は、こっこさんがダイエットを始められた経緯、そしてその過程で得た大切な気づきについてお話をお伺いしました。
ダイエットに挫折した経験のある方も、今まさにがんばっておられる方も。読めばきっと明日から前向きになれる、ステキなお話です。
妊娠・出産で増えた体重が元に戻らず、気が付けば体重が62kgになっていた
—まずは現在のご年齢と身長、体重を教えてください。
年齢は32歳、身長151cm、現在の体重は47kgです。2022年5月に62kgだったのを、10ヵ月で約15kg落としました。
2023年3月に目標を達成しましたが、体型を維持するために今も、食事管理や運動は続けています。
—15kgはすごいですね!お2人目の妊娠・出産がきっかけで体重が増えられたとお聞きしました。
そうです。元々背が低いわりに太めではあり、50kg台後半をウロウロしているような状況でした。それが妊娠を機に60kgを超えてしまい、戻らなくなってしまったのです。
憧れのインスタグラマーと仲良くなりたい!というきっかけで始めた、ダイエット
—どのようなきっかけでダイエットを始められたのでしょうか?
私は以前からmegさんというインスタグラマーさんのファンでした。その方は自己紹介に「人を痩せさせるのが好きな人です」と載せられていて、痩せるための考え方や工夫の仕方を発信されています。ある時、その人にお近づきになりたい気持ちから思い切ってダイエットサポートプランをお願いすることにしたのです。
—なるほど、憧れの方がおられたのですね。目標体重はどのように決められたのですか?
当初は2~3kg、50kg台後半まで痩せれば充分かと思っていました。でも、本心ではずっと50kgくらいになりたいと思っていて。それをお伝えしたところ、そこからマイナス2~3kgを最終目標にしたほうがいいというアドバイスを受けました。
50kgに設定していてもバイオリズムなどで毎日キープはできないから、数字が多少上下しても落ち込んだり焦ったりしなくて済むように、という理由です。
ダイエットして良かったこと・辛かったこと
—ダイエットして良かったのは、どのようなことですか?
やはり減っていく数字は快感でした。特に40㎏台に変わったときの感動は大きかったです。それ以外では、朝のウォーキングが習慣化したことも良かったと思います。朝、まだ静かな中ウォーキングをするのは気持ち良いですし、肩こりも改善しました。今も続けられている自分をうれしく思いますね。
—では、辛かったところはどのようなことですか?
食事は毎食のことですし、ガラッと変えるのは大変でした。子供たちは2人とも好きなものが違うのでその分と、夫の分は追加で用意して…品数が多く、まるでレストランの厨房のようで。
でも次第に要領を得て慣れました。それよりも最も辛かったのは、ダイエットそのものの最後の方。あと2kgとか1kgのあたりですね。
夫から「もう充分なんじゃない?」と言われて気が緩んだり、megさんからは「もうちょっとですね!」とメッセージをもらって「やっぱりやらなきゃ…」っていう気持ちになったり、気持ちが揺れてしまって。「充分がんばったし、ここまで来たらもういいかな」と思う気持ちとの戦いでした。
—最初の頃と最後の頃、別の種類の辛さがあったのですね。
「痩せたい」の奥底にあった、本当の自分の思いに気が付いた
自分でやりたくて始めたダイエットですが、疲れと変化がストレスになってしまって最初の頃はイライラしっぱなしでした。家族は「勝手にダイエットを始めて、勝手に怒り始めたぞ」と思っていたようです。
思えば今までも、家事がうまく回らないとついイライラしてしまっていました。そしてその後「また家の雰囲気を悪くしてしまった」と、1人で後悔ばかりしていたのです。その時にいつも最後にたどり着くのが「どうせ私はこんな体型だし」という気持ちでした。太っている自分をずっと好きになれずにいたのです。
—なるほど。自分で自分を落ち込ませていたということでしょうか?
はい。以前の私は『イライラはすべて家族のせいだ』と思っていました。ダイエットを進める中で、ある日ふと『私をイライラさせる家族を変えられないのなら、自分で変えられるのは体型しかないな』と思いました。今思えば、それが本当の意味でのダイエットの決意だったのかもしれません。
自分が家族に八つ当たりしてるということを自覚する中で、私はダイエットして痩せることが目的なのではなくて、最終的には家族と穏やかにおうち生活をしたいのだということに行き着きました。そして、ダイエットのための1つ1つの行動も変わっていったんですね。
自分の奥底にある感情に気が付くと、家族との関係にも変化があらわれた
そうそう、ダイエットを始める前は、うちは家族で週に2回はマクドナルドに行っていたんですよ。
—週2回は、ダイエットの大きな敵ですね!
はい。行ってはいけないとわかっているのに、家族が行くのを見るとイライラしてしまう。
でも「本当は家族と穏やかに過ごしたい」という自分の感情に気付くと、食べた後に後悔して、家族に八つ当たりをする自分のイメージが浮かぶようになりました。そして次第に「行かない」という選択に繋がっていったのです。それができはじめた時、ダイエット初期の1つの大きな壁を乗り越えられたと感じましたね。
ダイエットを始めるまでは気が付くことができなかった、夫や子どもたちの思い
—ご家族にも決意が伝わって、協力してくれるようになったのですね。
そうですね。私がいっぱいいっぱいになっていても、「頑張ってるんだもんね」と好意的に受け止めてくれるようになりました。それに気付けるようになったのも、ダイエットサポートの中で「すごくご家族に愛されてますよね」って言って頂いて初めて気が付いたことです。
—なるほど。ダイエットに成功したことで得た一番大きな収穫は、ご家族との関係性が良くなったことでしょうか?
うーん、多分家族は何も変わっていないと思うんです。家族はずっと私に温かい気持ちを向けてくれていたんですけど、それに私が気づけるようになったというのが、ダイエットの結果として大きかったと思っています。
—とてもステキなお話です。その後、ご自身はご家族に対しての何か行動や態度の変化はありましたか?
やってくれていることに目を向けられるようになってきているように思います。
とは言っても、例えばお皿洗いなど「自分の望む洗い方ではないな」と思うこともあるんですが(笑)前よりは「まあ、やってくれたしいいか」と思える回数が増えてきたように思います。
やはり、食生活のバランスが取れてきたことで、感情の浮き沈みが減ったような気がしています。元々生理前はイライラしやすかったのですが、ダイエットが進むにつれて、だんだんその波が小さくなったり、立ち直るまでの時間が短くなったりしたように感じています。それは思いがけない、うれしい効果でしたね。
自分を責めても責めなくても、痩せない。続けることをやめなければ、絶対大丈夫!
—このインタビュー記事は「ダイエットしているけどなかなか痩せられない!」という方に向けたものです。そんな人たちに向けてのメッセージをお願いできますか?
私は本当につまみ食いが多くて、食べたらまた落ち込んでしまったりすることが本当に多かったです。でも「無駄に落ち込まない」ということをこのダイエットを通じて得たと思っています。
自分を責めてもいいことはないし、責めても責めなくても痩せない。
食欲は三大欲求のひとつ。それと戦っているのだから、すごいことをやっていると自信を持っていい。
megさんにも、無駄に落ち込まないでいいんだよって何度も言っていただきました。
やってしまったことがあっても、次に同じことをしなければいい。『目標の数字に向かって続けることをやめなければ、それでOK。絶対大丈夫だよ』と何度も言ってもらって、私はすごく救われました。
目標体重を達成したときに、みんなが喜んでくれたのが一番嬉しかったです。今はそういう気持ちを忘れずに、体重を維持していく生活を続けています。
そして今は、自分のやってきたことをインスタ等で発信しています。憧れのmegさんと同じようにダイエットをがんばる方を応援したいからです。
「今は家族とおうちカフェを楽しんでいます」というこっこさん。ダイエットを通じて「家族から愛情を向けられていたことに気付けた」ことが、とても幸せだとのこと。そのお話をしてくださったときの笑顔がとても印象的でした。興味を持たれた方は、ぜひこっこさんのインスタをのぞいてみてください!